古墳は日本各地にありますが、宮内庁ではなく自治体が管理しているところもあります。
墳丘の中に入れる古墳として、大阪府高槻市には今城塚古墳公園(いましろ大王の杜)があります。
ここは継体大王(531年没・日本書紀)の陵墓と考えられています。
「継体」という、人名らしくない諡号(おくりな)になったのは、理由があるようです。
当時この大王の前王は後継を決めずに崩御したため、王朝が途絶える危機に面していました。
応神天皇の5世子孫(かなりの遠縁!)であるこの「継体」大王が即位することによって危機を脱したそうです。
「国体」を「継いだ」から「継体」大王というわけです。
最寄り駅(JR摂津富田)から徒歩約25分くらいですが、貴takaは先日行って参りました。
公園として整備されているので、墳丘の中はちょっとしたハイキングコースのようです。
ここから出土した埴輪のレプリカも陳列されています。
↑ 6世紀頃の倭国は百済を軍事的に支援していたようですので、この武人の埴輪には実在のモデルがいたのかもしれません。
でも現代ではなんといっても映画『大魔神』ですね。